やっぱり現場で働きたい。
その思いで、
再就職を決めました。

建設会社を定年退職した後、1年間ほどは仕事をせずに遊んでいたんです。ところが、それでは体がなまるんですね。このままではダメだ、やっぱり仕事をしたほうがいいと思い、インターネットでシニアでも働ける場所を探しました。それでキャリアプロジェクトを見つけたわけです。私はそのとき61歳でしたが、キャリアプロジェクトでは私よりずっと年配の方もがんばって働いていることを知り、応募しました。
私は定年まではずっと現場管理をしてきて、現場に出るのが大好きなんですね。だから、次も現場で働きたいと思い、面談のときに、現場常駐の仕事をリクエストしました。そうしたらまさにそういった仕事を紹介してくれるんですね。キャリアプロジェクトに入って4年ですが、これまでマンションなど4カ所の現場で仕事をさせていただきました。おかげで、すごく充実した毎日を送ることができています。

苦労が大きい分、
やり終えた達成感も
大きいんです。

現場での仕事は、苦労の連続です。工期が厳しいときは、残業や休日出勤もあります。ただその分、出来上がったときに大きな達成感があります。苦労をすべて忘れてしまうくらいの感動がある。何度経験しても、この歳になっても、変わらないですね。建てるものや携わる人によって大変なことも変わるので、それぞれの喜びがあるんです。その感動を味わえることが、私が現場にこだわる大きな理由です。
また、現場ではコミュニケーションが大切です。私の仕事は、図面通り、スケジュール通りに工事が進んでいるかをチェックして調整すること。職人さんをまとめる職長さんらと打ち合わせしながら進めます。現場では、何十人、何百人という人間が仲間となって造り上げていくので、人間関係を良好にしておくことはとても大事なんです。例えば、「上から目線で指示しない」。そういう気持ちでコミュニケーションをとっていくと、若い人からきさくに質問してくるんですよ。そういうときは私でわかることは話します、50年近い経験があるからね（笑）。そういった、みんなで同じものを造り上げるという仲間意識の中で仕事ができることも、現場の醍醐味ですね。
私みたいに現場が好きな人、体が動く人、そしてみんなと一緒に造り上げたいという気持ちがある人は、キャリアプロジェクトで仕事を探したらいいと思います。私も出来る限り現場で仕事をしたいですね。