長年の設計の経験が、
アフター対応に
プラスになっています。

高校の建築課を卒業後、ゼネコンに就職し、様々な建物の設計を担当しながら建築のいろはを身につけました。30年近く同じ会社で働いていたのですが、不況で建設業界全体が厳しい状況にあったとき、自分はこのままでいいのかと思うようになったんです。考えた末に、独立して設計事務所を立ち上げたのですが、それも思うように伸びない状況が続きました。その頃、新聞広告でキャリアプロジェクトの求人を見つけ、働き方の選択肢の一つとして考え応募しました。
登録後は、内覧会の立会いなどスポットの仕事もやってきましたが、4年前から、フルタイムでゼネコンに常駐して、マンションのアフター対応の仕事をしています。具体的には、お客様からの住居の不具合についてのご相談に対して、原因を調べて対策を講じます。実際に現地に出向いて状況を確認することも多いですね。
ゼネコン時代には、構造も設備も幅広くやらせていただいていたので、トラブルの原因追究にはそのときに培った知識や経験が大いにプラスになっています。実際に住居に暮らしているお客様と接する仕事ですから、調査結果にご納得いただけたり、不具合が解消改善されて喜んでいただけたりする姿を目の当たりにしたときは、仕事をしていてよかったなと思います。

何かあれば
すぐに相談できる環境で、
安心して働けます。

現在常駐しているゼネコンには、私のほかにもキャリアプロジェクトのスタッフが複数働いていますが、仲間意識が強いと思います。また、本部のスタッフも率先してコミュニケーションをはかってくれていて、常駐先にまめに顔を出して様子を見てくれますし、懇親会なども行われています。アフター対応はストレスがたまりやすい仕事だと思われるかもしれませんが、その点への精神的なケアはしっかりされていると感じますね。何かあったときに誰かに相談しやすい環境にあるのは、本当に安心です。
働き方も配慮いただいています。私の場合、お客様と直に接する部門なので、お客様のご都合に合わせて週末に出勤しなければいけないこともありますが、その分振替休日は、優先的にとらせていただいています。残業はほとんどありません。
今年で60歳になりますが、40年以上建築業界にいますが、やっぱり好きなんですね。できる限り長く建築関係の仕事を続けていきたいと思っています。